研究・教育への実践からのアプローチ

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 我々は、「学習者をみる研究」を推進し、水圏環境教育活動に直接的に影響を与える学術研究を構築するためには、多岐にわたる学術研究と実践研究の互恵関係を築くことが求められると考えています’。たとえば、研究者に対し,教育者が協力し,数回程度のアンケート調査によって学術論文を作成することは可能です。しかし、長期にわたって水圏環境や水圏環境で学ぶ学習者をモニタリングする研究は、両者の密接な関係構築が必要です。また、現場の水圏環境教育者も学術研究を利用するだけではなく、学術研究を自らの水圏環境教育の改善手段と考え、関わる必要があります。

  また,研究の成果に関して言えば、学術的に正しいのみならず、水圏環境教育者に受け入れられるものでなければ、直接的に現場に良い影響を与えることはできません。水圏環境教育者にとって受け入れられるものとはなにかを考えた時、現場実践研究の方が学術研究を上回ることは明らかです。

  上記の関係を成り立たせるためには、学術研究と現場実践をおこなう水圏環境教育者の両者が対等な関係を構築し学習者の学びをサポートする必要があります。

  当研究会では、一定の資格を持つ会員に委託し、学会員の研究を評価し、認められた成果を研究誌に掲載します。この研究の評価は最も重要視しているところです。本研究会では、大学等の学術研究者と実践研究者の評価を重視し,実践的な価値を保証するようつとめております。